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糸切り用(写真)、ボタン穴開け用、ポケット用など多種類あります。かつてミシンのボビンケースの製造を行っていた同社は、大手ミシンメーカーとの提携をきっかけに昭和40年代から工業用ミシンの刃物製造を開始。
猛烈な速さで同じ動きを繰り返す工業用ミシンを支えるため、鋭い切れ味と高い耐久性を兼ね備えた刃物を製造しています。 |
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「役割に応じて刃物の形状や材質などはさまざま。40年以上の経験で培ったノウハウがあるからこそ最適で良質な刃物を製造できるんです。失敗から学んだことを作業や技能の伝承に活かしていくことが大切です」と語る代表取締役社長の渡辺広之さん。 |
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さらに、刃物製造から組み立て・検査までを行う全国でもまれな社内一貫生産。他人任せにしない責任生産で高品質を保証しています。こちらは、自動糸切り装置を組み立てている工程です。 |
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また、同社が力を入れているのが、技術者の育成。国家・社内認定の技能士と合わせて従業員の約8割が技能士です。資格者掲示板には80人を超える技能士の名前がズラリと並びます! |
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その中でも注目はこの方。某有名テレビ番組でも紹介された大越栄美子さん。出来上がった製品全ての品質検査をしています。位置や幅など、0.01mmのわずかな誤差も見逃がさない達人なんです。平成11年度には卓越した技能を持った「現代の名工」、平成15年には業務に精を出して務め模範となる者に授与される「黄綬褒章」をいずれも全国最年少で受章しました。
「機械では行き届かない、品質を決める大事な工程はまだまだ手仕事。みんなが技を持っていないといいものができません」と渡辺社長。 |
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