TECH NAGAOKA [テックナガオカ] 長岡の高度なモノづくり技術を紹介する企業情報サイト

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金属表面を平滑化する研磨材/マコー㈱

長岡のものづくり企業の優れた製品・技術を紹介する「知ってる！？ながおかモン」。

本シリーズでは、公的資金を活用して開発した製品の市場投入を支援する、「長岡市ものづくり未来支援補助金（ブランド化支援）」に採択された企業の製品を紹介していきます。

マコー株式会社は、ウェットブラスト技術を利用した表面処理装置を扱う会社です。ウェットブラストとは、粒子状の研磨材と水を混合した液体を高速噴射することで、自動車の金属部品の汚れなどを効率良く洗浄・研磨することができる加工技術です。

今回は、広報の須佐吉和さんに話を伺いました。

「ウェットブラストは、洗う・磨く・削るを一本化したオンリーワン技術です。」

「この技術を利用した自動車部品の防振ゴム金具を加工する装置は国内シェア90％以上を誇ります。」と須佐さん。現在は、新たな研磨材を開発し、展示会出展など拡販に取り組んでいます。

新しい研磨材は、平成25年度にフロンティアチャレンジ補助金を利用して開発した、弾性を持った樹脂に、硬い微細粒子を練りこんだ研磨材です。研磨材が対象物に衝突すると、弾性作用によって変形し表面をこすりながら移動し、表面を傷めずに、より微細に研磨、平滑化することが出来ます。

当初は、電子基板洗浄の用途で開発しましたが、微細な凹凸面を平滑化できることに着目して売り出し始めました。

平成２７年度は、ものづくり未来支援補助金（ブランド化支援）を受けて、研磨材の改良やPR活動に取組みます。
←磨き研磨材の拡大写真

「年間４、５件の展示会で出展していきます。」と須佐さん。新製品の販売先を積極的に開拓していくそうです。

※マコー株式会社は、市政だより「知ってる！？ながおかモンシリーズ」にも掲載されました。