長岡のものづくり企業の優れた製品・技術を紹介する「知ってる!?ながおかモン」。
本シリーズでは、補助金で開発した製品の市場投入を行う、「ブランド化支援(長岡市ものづくり未来支援補助金)」に採択された企業の製品を紹介していきます。
今回取材させていただいた、株式会社シンターランドは、新しい焼結加工技術として注目を集めている『放電プラズマ焼結法』による技術開発と製品製作を行っている会社です。技術部の西野谷渉さんにお話を伺いました。
「放電プラズマ焼結は、従来の製法では困難であった高機能・高性能な新材料の開発に使われます。」
「当社が作る製品は、大学などの学術機関や民間研究機関などを中心に活用され、各方面より高い評価を頂いております。」と語ります。
放電プラズマ焼結法とは外部ヒーターによる加熱焼結法とは異なり、原料粉末を焼結型に充填し、固体圧縮下でこれらに直接通電することで、自らの持つ抵抗によって自己発熱するエネルギー効率の良い迅速・省エネ型の新しい技術です。
こちらは、平成21年度に長岡市の補助金で開発した、小型卓上パルス通電加熱焼結装置LABOX110です。「誰もが簡単に操作し、新しいマテリアルを創る」をコンセプトに開発し、学術機関及び民間企業研究分野に採用されています。
そして、平成28年度は、ブランド化支援(長岡市ものづくり未来支援補助金)を受けて、装置の小型化及び分割機構を盛り込み、販売プロモーションを行っています。
上の製品は、分割可能とすることで、エレベーターにも載せて移動することができるようになっています。
また、既存製品にあったインターロック機構に加え、ユーザーが停止条件をカスタマイズできる新機能を搭載し、タッチパネル操作盤も大きくしています。
「東京ビッグサイトの展示会にも出展しPRしていきます。」
と西野谷さん。売り込みに積極的です。
株式会社シンターランド 所在地:長岡市雨池町123番地 電話:0258- 25-8008 URL:http://www.sinterland.jp/ |