長岡市与板の伝統工芸士「舟弘(ふなひろ)」。三代目です。
1961年、父を見ながら鑿(のみ)鍛冶の仕事を学ぶ。父に代わって熱処理をしたが刃の切れが悪いと言われ、その事が転機となった。まず、鋼とはどのような元素で出来ているのか。また、熱処理技術を学ぶために三条の県金属工業試験場に通った。さらに日立金属工業㈱安来工場で鋼の熱処理を学んだ。刀匠、雲竜子 渡辺源次氏の門をたたき、玉鋼の技を学ぶ。妥協しない不屈の精神で使い手に感動を与える刃物造りに努力している。
日本の伝統建築文化を守り続けている若い棟梁たちに一つでも多く優れた大工道具を残してあげたいと、日々刃物造りに打ち込んでいる。
座右 煌春 玄心
(杉の白太削り) (杉の白太削り) (杉の白太削り) |
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三代目・舟弘
与板の伝統工芸を守り伝えていくため、
全国各地で活動しています。 |